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【徒歩10時間の試練】親を連れて樹齢7000年の縄文杉を見てきた

投稿日:

どうもゆっぴーです。

 

3泊4日で屋久島に行ってきました!

旅の目的は親を連れて樹齢7000年の縄文杉を見ること。

 

樹齢7000年ってことは、7000歳ということです。

7000年前の縄文時代に生まれた木なんて、想像も付かないくらい遥か昔の歴史ですよね。

 

そんな縄文杉を「死ぬまでに一度は見たい」と親が言っていたのを僕は覚えていました。

そして最適な時期を調べてみるとちょうど11月。

 

来月じゃねーか、これは行くしかねえ!

と思い、すぐに航空券と宿を予約。

 

スケジュールが迫っていたので来年にする可能性も0ではなかったのですが、今回は強引にでも今年に連れて行こうと思っていました。

 

できるだけ早く連れていきたいと思っていたのには2つ理由があって、

1つ目は、縄文杉は生き物だからいつまで生きているか分からないこと。

そして2つ目は、縄文杉までには往復10時間歩かなければいけないので親の体力を考慮してです。

 

親だっていつまでも生きているわけじゃないし、

歳を取りすぎたら長時間歩くこともできなくなります。

そう考えると1歳でも歳を取る前に連れていきたかったんです。

 

往復10時間ですからね。

なかなかシビアですよね。

今まで生きてきて1日に10時間も歩いたことがある人の方が圧倒的に少ないんじゃないでしょうか?

 

僕もそんなに歩いたことがなかったので、

正直ビビってました。

 

親の年齢でも歩けるのか・・・?

いや、途中で歩けなくなったらどうすればいいんだ?

担いで下山するか?

いやいや、そもそも俺も歩けるのか?

 

事前にリサーチした時に、夕方までに下山しないと帰れないと分かっていたのでそれにビビっていました。

夕方になると島中が真っ暗になるから、暗くなる前に帰らないとバスもないし人もいない山に取り残されるというわけです。

 

でもビビっていても仕方ないし、

もし何かあったら足が死んでも下山しよと決意しました。

 

やっぱりこんな経験って人生のうちで1回できるかできないかの経験だと思うし、

どうしても親には屋久島旅行をプレゼントしたかった。

 

なぜかというと僕は今まで本当に親に迷惑をかけっぱなしの人生だったからです。

小学校では不登校になり、勉強もできずテストはいつもクラスのビリ。大学は全部落ちて浪人。人ともろくに話せず本当にダメ息子でした。

 

だから恩返しの気持ちも込めて、記憶に残る思い出を作りたかったんですよね。

僕が初めてビジネスで結果を出した時、ハイブランドの高級財布をプレゼントしたり物をあげることはあったんですが、体験もプレゼントしたかったんです。

 

思えば会社員だった頃の僕には絶対にできなかったな〜と思います。

急に旅行なんて有り得なかったし、そもそも連日の休みが取れないし。

 

そう考えると、昔は自分のことで精一杯で親孝行なんて全然できてなかったです。

起業して独立したからこそこうやって自由になれたんだなってしみじみ思いました。

 

いざ屋久島へ

ということで道具を揃えて、いざ屋久島へ!

 

夕方の6時くらいに屋久島空港に到着したんですが、すでに島全体が真っ暗!

”屋久島空港”っていう文字くらい光らせとけよ・・・笑

と思っていると、初日からアクシデント発生。

 

タクシー乗り場があるのに、タクシーが一台も停まってない。

まあまあ、ちょっと待てば来るでしょ、まだ18時だし。

と、鷹を括っていたが一向に来ない。

 

あれ?おかしくね?

と思って空港の人に聞いてみると、

「あ〜、タクシーは呼ばないと絶対に来ないよ。電話して」

と言われました。

 

え!?絶対に来ないだと!?

ここ空港だよな??呼ばないと来ないのかこの島は!

 

てっきり東京の感覚でいたので、空港にタクシーが来ないなんて考えもしませんでした。

しかもタクシー会社も3社しかないらしい。

 

とりあえず一社目に電話をかけるがかからない。

次の会社もかからない。

 

え、やばいやばい。

宿まではかなり遠く徒歩では無理なので、どうしてもタクシーが必要なのだ。

 

そして最後の頼みの綱であるラスト一社に電話をかける。

頼む、出てくれー!

 

「はいもしもし、〇〇タクシーです」

かかった!!!!おばちゃんの声だ。

 

「すいません、屋久島空港にお迎えお願いします。」

と言うと、

おばちゃん「30分以上かかるけどいい?」

 

「はいお願いします。他の会社も電話繋がらなくて・・・」

 

「あー、他はもう営業終了だよ。うちももうすぐ終わりだよ」

なんだとー!!

何度も言うけどまだ18時だ。

 

あぶねぇ...ギリセーフだ。

 

そんなこんなで、何とかタクシーに乗れまして、

だいぶ予定より遅くなったけどホテルに到着できました。

 

タクシーの中では予想を越える面白い話が聞けたので、その内容はこちらの記事に書きました。

 

ちなみに昼間の空港はこんな感じで海も見えて綺麗です。帰る時に撮りました↓

ホテルについてからはご飯を食べて温泉に入って就寝。

次の日に早朝から登るので、それに備えて1秒でも早く寝たかった。

 

そして登山当日。

4:30に目覚ましをかけて起床。

当然周りは真っ暗です。

 

ホテルでお昼ご飯のお弁当を作ってもらい、それをリュックに詰めていざ出発です。

 

登山の入り口に着いたのは5:30くらい。

暗視カメラで撮ってようやく撮影できたけど、目視では真っ暗で何も見えない状態でした。

何も見えない暗闇なので、登山する人はみんなライトを持って登ります。

ライトがないと本当に見えないので超危ないです。

 

僕はそれを知らずライトを持って来てなかったので焦ったんですが、送り迎えをしてくれたタクシーの人が親切に貸してくれました。

助かった!!!

 

そして真っ暗の中、登山スタート。

 

実は縄文杉を見るためには、片道で約3時間ひたすらトロッコ道を歩き、そのあと約2時間で登山をする必要があります。

 

ということで真っ暗の中トロッコ道を歩いていく。

見えるのはライトで照らした半径1メートル周辺のみ。

 

ヒューーーという風の音、そして微かに聞こえる川の音。

なんとなく右側は崖なんだろうなというのは分かりました。

落ちたら死ぬな〜と思いながら慎重に歩いていくことに。

 

集中して歩いて1時間ほど経ったころで、ようやく周りが明るくなって来てライトなしでも歩けるようになってきました。

こんな感じのトロッコ道でした。

 

手すりがない橋もあって、怖かったです↓

でも明るくなったことで素晴らしい景色も見れるようになり、大自然に圧倒されました。

 

石がでけぇ・・・

森すげぇ・・・

自然すげぇ・・・

空気うめぇ・・・

 

五感で自然を感じました。

自然を楽しみながらどんどん進んでいく。

そしてようやくトロッコ道が終わり、登山開始。

 

ここからが本当の勝負だ。

足だけじゃなくて、手も使いながら2時間登っていきます。

3時間歩いた後の登山2時間はなかなかしんどい。

 

必死に登っていくが、

途中途中で登場してくる木がどれもでけえ!!!

おそらく長い歴史を生きてきたんだろう。

人生の先輩ということですね。

 

ちなみに樹齢が1000年を超える杉を屋久杉と言い、

その中でも樹齢7000年を超えている屋久杉を縄文杉と名づけたみたいです。

間近で見ると、その大きさに本当に圧倒されました。

 

”中から空を見るとハートに見える”で有名なウィルソン株も↓

ハートに見える角度で写真を撮るのに必死だったが、

改めて見るとどんだけ、太い木なんだよ!!

 

そしてそして!ついに!

片道5時間をかけ、ようやく縄文杉に到着!!!

デケーーー!!!

 

迫力がケタ違いでした。

これが7000年の歴史か...す、すげぇ...

 

言葉を失い、長い時間見入ってしまいました。

 

7000年からしたら人間なんてちっぽけだし、俺の人生なんて一瞬だよな〜

そう考えると色々とチャレンジしないのは勿体無いと改めて思った。

 

何か新しいことや苦手なことに挑戦する時って、やっぱり怖いじゃないですか。不安じゃないですか。

失敗したらどうしようって、周りに笑われたらどうしようって。

それでまた来年からでいいやとか言い訳して先延ばしにする。

 

でもちっぽけな人間の人生...たったの100年しかありません。

他人の目を気にして恥ずかしがったり、するかも分からない失敗を恐れて諦めるのは勿体無い!

 

失敗しても7000年に比べたら一瞬だし、

案外みんな他人のことなんて気にしていないです。

 

だから改めて僕もどんどんチャレンジし続けようって思えました。

 

他の登山者の方に撮ってもらった写真↓

そして旅も後半になり、下山。

 

(帰りは帰りで膝に負担がかかるので辛かったが省略)

 

帰り道には屋久シカにも会うことができました!

かわいい。

 

そして二人とも無事下山することができました。

往復10時間、やり遂げました!!

 

足はパンパンです。

めっっちゃ疲れた...

1秒でも早く登山靴を脱いで寝たい...

 

入り口にタクシーに迎えに来てもらって後部座席で爆睡しちゃいました。

ホテルに帰って温泉に入ってご飯を食べて就寝。

翌日に飛行機に乗って、東京に帰って来ました〜。

 

まとめ

ということで屋久島の縄文杉を見てきたレポートでした。

本当に行ってよかったです!

今回は「時間」について考えさせられることが多かった旅でした。

 

親の年齢を考えると、

10時間歩けるのはあとどのくらいなのだろうか?

一緒に旅行したり過ごせる時間はあとどのくらいなのだろうか?

 

そして縄文杉を目にして、

樹齢7000年という時間を感じました。

改めて人生100年という一瞬の時間を悔いのない人生にしたいと思いました。

 

ということで、縄文杉はめちゃくちゃよかった。

まだ行ったことがない方は是非見に行ってほしいです。

 

以上。

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