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屋久島のタクシーのおっちゃんの話が面白すぎて本にしてほしいレベルだった

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このあいだ、屋久島にある縄文杉を見て来たんですが、その時のタクシー運転手の話が面白かったのでシェアしたいと思います。

屋久島の旅の様子はこの記事で書いています。

親しみを込めてタクシーのおっちゃんと呼びます。

天気予報よりも当たるおっちゃんの予想

屋久島という場所は、気候の影響で常に雨が降っている場所なので晴れの日がほぼないんですよね。

毎日島のどこかしらは雨が降っているらしいんです。

 

だからタクシーのおっちゃんの話によれば、天気予報は当てにならないらしいんです。

生まれてからずっと屋久島に住んでいるので、島中のあらゆることを知っています。

 

そして非常に面白い話を聞きました。

なんと、天気予報よりも正確に翌日が晴れるかどうか分かるらしい!

 

どうやって予報するかというと、夜に道路でシカを見るかどうか。

シカを見ることがあれば翌日に晴れるそうなんです。

 

え?そんなことで分かるの?シカと天気関係なくね?

って僕も思ったが、この説がこれまで9割以上の確率で当たっているという。

 

その原理を聞いてみた。

 

山と海岸の間に道路が通っているんですが、夜になると時々シカが山から降りて来て海辺に行くらしいんです。

なぜかというとシカの背中にはダニが超ついていて、それを海水で落とすために海辺に行くそうで。

(ちなみにシカ猟師が鹿肉を食べないくらいびっしりダニがついているらしいです)

 

その時にシカが道路を通過するみたいなんです。

だからそのタイミングで目撃するかどうかって話です。

 

シカの立場になってみると、

翌朝雨が降ったらせっかく背中につけた塩水が雨で流れてしまうわけですよ。

 

だからシカは翌朝に雨が降る日には山から降りてこないらしいんです。

なので夜に道路でシカを見れば翌朝は晴れる!みたいなんです。

 

おもしれぇ〜!!!

僕は終始おっちゃんの話に釘付けになりました。

 

こんなことガイドブックを端から端まで読み漁っても絶対に出てこない情報です。

こういった情報ってやっぱり現地の人しか知らない話だし、この情報を面白がる人ってめちゃくちゃ多いと思うんですよね。

もっとネットとかで発信すれば、面白がられてファンになってもらうことも可能ですし、お客さんもめっちゃ増えると思います。

 

そして更に、おっちゃんの面白い話はつづく。

嫌な予感の先にあった衝撃の事件

ある日の朝いつものように雨が降っていたが、この量の雨はやばいぞ...って直感したらしいんです。

生まれてからずっと住んでいるから、いつもとは違うと感じたらしい。

 

縄文杉を見に行くお客さんを毎日山に連れて行っているけど、その日は連れて行きたくなかったと言います。

土砂崩れになる予感がしたそうなんです。

 

そして予約が入っていたお客さんには悪いけど、

「山に登るのを午前中にして、午後に街観光にしませんか?」という提案をしたんです。

本来お客さんが計画していたプランとは逆のプランです。

 

お客さんは、

「いやいや、天気予報でも警告がなかったし、警告がないなら問題ないんじゃないですか?」

と一度は否定したそうです。

 

確かにお客さんからしたら、島の警告が無い以上なんの問題もないと思うのは当然です。

 

しかし、おっちゃんはどうしても嫌な予感が頭から離れず

「その通りです。その通りなんですけど、僕の直感を信じてくれませんか?」

と無理やりお願いして、お客さんは渋々応じてれることになりました。

 

すると、数時間後・・・

 

なんとその嫌な予感が的中!!!

本当に土砂崩れが起きたのだ。

 

山に登っていた人たちは、帰ることもできず何時間も足止めされることに。

 

このおっちゃんの直感おお陰で助かったお客さんからは、

「本当にありがとう!」とめちゃくちゃ感謝されたらしい。

 

すごくないですか?この話。

映画のワンシーンを見ているような気になって僕は鳥肌が立ちましたよ。

 

お客さんに一度は嫌な顔をされてもなお、正しい情報を教えるってプロとしての理想ですよね。

 

僕も情報発信をしていく中で、万人受けしないだろうなということも正直に言うようにしています。

それで嫌な気分に感じる人もいるだろうけど、それがその人の成長のためになるからです。

 

タクシーの接客もネットの情報発信も一緒だなって思った。

 

そしてこういった話は、いくらググっても出てこない話だし、だからこそ価値がある。

 

こんな話を聞けるなら金を払っても全然良い。

だって土砂崩れにあって数時間足止めされて命の危険にさらされるよりはずっとマシだからだ。

 

これが知識や情報自体が商品となりえる根本の原理ですね。

必要としている人がいる限り、形があってもなくても商品として成立するということです。

 

マズいはずなのに人が集まる飲食店

この人なら美味い店も知ってるだろうな!と思い、

おすすめの飲食店を聞いてみたら、またしても興味深い話が聞けた。

 

おっちゃんは接客のために、島中の飲食店に全て行って食事したことがあるらしい。

接客のために自ら情報を取りに行っているということですね。

 

そこで非常に興味深いことも言っていた。

 

「島だからおいしい魚が取れるので、だいたいどこの店も美味いですよ。

でも1店舗だけマズくて、タクシー運転手同士でも有名な話なんですよ。

だからそこだけはオススメしてないんです。

にもかかわらず人が沢山入っていて、観光客で賑わっているんですよね〜。

地元の人は本当に美味い店を知っているから絶対に行かないけど、観光客はみんな行っているのが本当に不思議なんです。

正直に言うと、観光客から金を巻き上げていて、どうかな〜と思っている」

 

この話を聞いて、あなたはどう感じましたか?

 

なるほど!じゃあその1店舗以外に行けばいいのか!

と思ったかもしれません。

 

ですが、マーケティング目線で言うと不正解です。

マズい店舗にこそ行くべきなですよね。

 

なぜかというと、マズいにもかかわらず観光客で賑わっているから。

マイナスの要素があるのに人が集まるなんて、只事ではありません。

超儲かっている訳です。

そしておそらく良いマーケティングをしているに違いないわけです。

 

こういった視点が結構大事だったりします。

僕はこうやって日々アンテナを張って生活しています。

 

ボーっと何も考えず食事するのではなくて、

どんなマーケティングを組んでいるんだろう?客単価はどれくらいなんだろう?回転率は?

って考えて生活するようにしてみてください。

手にする情報量がめちゃくちゃ増えますよ。

 

今は食事を例にしましたが、食事以外でもなんでもそうです。

 

自分がお金を使った時に、その店について分析するクセをつけることが大事。

そうすると24時間情報収集の時間に変化します。

ぼーっと生活している人たちと比べて圧倒的に成長できますよ。

 

消費のタイミングは成長するチャンスです。

これを頭に入れておいてくださいね。

まとめ

ということで、タクシーのおっちゃんの話でした。

「情報の価値とはなにか」を再認識できたのではないでしょうか?

 

島にずっと住んでいる人にとっては常識と思われている話かもしれませんが、全く知らない僕からしたら大発見という内容でした。

ビジネスの相談をされる時に「自分の情報なんて商品になるのかな?売れるのかな?」なんて思っている初心者が多いですが、その情報を必要としている人は必ず存在します。

そしてタクシーのおっちゃんのように、接客のために自ら情報を取りに行く姿勢が大事ですね。

 

最後にチラッとマーケティング目線の話もしてみたので、参考になれば幸いです。

ではまた。

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