こんにちは。ゆっぴーです。
昨日ちょっと時間が空いたので、久しぶりに本屋に入ってブラブラしてきました。
僕は電子書籍派なのであまり本屋には行かないんですが、久しぶりに入ってみると結構楽しいものですね。
それでなんとなーく本屋を歩いていたら、お菓子作りのコーナーがあって目にとまりました。
クッキーやチョコなど自宅で手軽にできるのが人気なのかもしれませんね。
ステイホームで需要が高まったのかもしれません。
僕は普段全く料理なんてしないので「こんなお菓子があるのか〜」「こうやって作るんだ!美味しそう」って思っていたんですが、
それと同時に、マーケティングで大事なターゲティングの重要性を再認識するキッカケになりました。
ターゲティングとは
ターゲティングというのは、商品を売る相手の対象を絞ることです。
商売をしていく上で非常に重要な要素であり、ターゲティングをしっかりやらないとどんなに良い商品でも売れません。
例えば英語の教材を売ろうとした時に、ただ単に「英語力が上がります!」と宣伝しても売れません。
英語を学びたいと思っている人の中には、TOEICの点数を上げたい人もいれば海外で日常会話を話したいという人もいるからです。
一見すると誰にでも伝わりそうな「英語力が上がります!」という文章は、誰にも刺さらない文章になってしまうんです。
なのでそれぞれの人に向けた宣伝をする必要があるというわけなんですね。
TOEICで点数を取りたい人をターゲットにする時には「TOEICの点数を3ヶ月で300点あげる」と宣伝したほうが売れるし、
海外で日常会話をしたい人をターゲットにする時には「海外で友達を作り、冗談を話せるようになる」と宣伝したほうが売れます。
このように、ターゲティングをしっかりした上で適切にセールスするのがマーケティングにおいて非常に大事です。
お菓子コーナーのターゲティング
本屋のお菓子コーナーの話に戻ります。
お菓子コーナーには多種多様なターゲットに向けた本が並んでました。
そしてそれぞれのターゲットに向けて刺さるように表紙を工夫していたのでそれをいくつか紹介したいと思います。写真撮ってきました。
まずはこちら。
「太りたくないけど美味しいお菓子が食べたい。甘いものが好きだけどダイエットもしたい。」と思っている人をターゲットにしています。
そのため、表紙にはこのターゲットに刺さるキーワードが散りばめられています。
「糖質ゼロ」
「マドレーヌ糖質1.9g」
「ダイエット」
「いつもの1/5」
といったキーワードを散りばめることで、日頃からカロリーを気にしている人の目に止まるようにしているんですね。
そして、「やせおかし」と言っているのもポイントで、痩せそう!とイメージさせることができます。
実際は痩せるわけではなくてカロリーを抑えられるだけだと思いますがイメージさせることで手に取ってもらえる確率が上がります。
次はこちら。
この本は、子供がいるママをターゲットにしています。
・お菓子作りを通じて子供と一緒に楽しい時間を過ごしたい
・お菓子作りって子供の知育になるかも!
と考えている人には刺さる内容ですね。
なので、表紙に並んでいるお菓子は「おいしさ」よりも「可愛さ」「楽しさ」を重視していますよね。
子供が「かわいい〜!」と言っている姿が目に浮かびます。
次はこちら。
おしゃれな見た目ですね。
こちらの本のポイントは黄色背景の部分で、「冷え性改善、腸活、免疫力UP」と書いています。
甘くて美味しいお菓子とは対象的に、健康的なお菓子を作りたいと思っている人をターゲットにしています。
冷え性の人なんかはモロに刺さる内容ですよね。
免疫力UPというのもコロナのこの時期には刺さる人も多いのではないでしょうか。
最後はこちら。
こちらは、ある程度お菓子作りに対する知識がある人をターゲットにしています。
自分でお菓子を作ったことはある人を対象にしていて、「もっと上達しましょう」という内容です。
お菓子を作ってみたい!という女子高生には刺さりませんが、その代わりお菓子作りに対するリテラシーが高い人には刺さる内容ですね。
動画レッスン付きということで、真剣に学べるということもわかります。本だけではなくて動画でちゃんと学びたい人にはグッとくる文章でしょう。
ということでいくつか紹介してみましたが、いかがでしたか?
ターゲットをしっかり絞ることで、売れる確率を高めることができます。
以上、本屋のお菓子コーナーから学ぶターゲティングでした。勉強になれば幸いです。